消費するファッションではない。エレガンスこそすべて…
This is not fast fashion. The inportance of being Elegant…
サプールは3ヶ月分の労働に値するようなハイブランドで着飾って砂埃の立つ街を闊歩する。
「大阪の食いだおれ、京都の着だおれ」の着だおれの精神だ。
そして歌舞伎の大見得を切るように、注目する人々に笑顔とポーズでサービスする。
苦労して手に入れたものは、大切に扱い、永く着こなす。
憧れのファッションを身に纏うことは、自己実現であり、自分を高みへと連れて行ってくれる。
その思いは誰の心の中にもあるファッションの原初的な喜びではないだろうか。
人類史上長らく、服は使い捨てるようなFASTなものではなく、貴重なものだった。
KIMONOは古いスタイルのファッションで、たとえサイズが合わなくなっても仕立て替えて着るし、
贅を尽くしたものは、世代を超えて、想いと共に受け継がれる。
いつまでも忘れられない永遠の憧れを身に纏うこと、
サプールがファッションへの情熱を思い出せてくれた。
消費するファッションではない。エレガンスこそすべて…